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法人携帯で情報漏えいなどのリスクを回避

法人携帯の導入で、紛失・盗難などによる情報漏えいが一番懸念されます。
特にスマホの場合、会社のシステムと連携されていることが多く、重大な機密情報の漏えいの危険さえあります。
法人携帯で情報漏えいのリスク回避
しかし、法人向けの携帯電話やスマホには、従業員が個人で管理した上で、情報漏えいなどのリスクを回避できるオプションサービスがあります。
法人携帯を選ぶ際には、機能が充実していることよりも、セキュリティがしっかりしていることの方が重要となってくるでしょう。現在、法人には情報漏えいのリスクやJ-SOX法への対応が求められ、年々強化されている現状です。
そこでここでは、docomo、au、Softbank、この主要3キャリアのセキュリティサービス内容をご紹介いたします。
これから導入を検討される企業様は、参考に是非ご覧ください。

1.法人携帯セキュリティサービス「ドコモ編」

ドコモのセキュリティサービス
ドコモのビジネスプランには「あんしんマネージャー」というセキュリティサービスがあり、ドコモが提供しているMDM(モバイルデバイス管理)サービスになります。

これは、従業員に貸与している携帯やスマホの遠隔ロック・初期化、カメラやワンセグなどの機能制御や業務に不要なアプリ制限、利用状況の監視などの管理業務に活用できるものです。
Android、iSOを区別することなく、パソコン(Web管理サイト)から一括で設定・管理が行えます。

機能

目的に合わせて機能を選ぶことができます。

  • ロック・利用中段
  • 紛失した端末の画面・ボタン操作を遠隔からロック

  • 初期化
  • アドレス帳、発着信履歴、メールの送受信履歴、画面など全てデータを削除

  • 共有電話帳管理
  • 社内各部署や取引先など、共用で利用する電話帳を管理者が遠隔で一斉配信

  • メッセージ配信
  • 管理しているスマートフォン、ケータイへ一斉にメッセージ送信が可能

  • ブラウザ利用制限
  • 事前に登録したサイト以外へのアクセスを制限

  • 機能制御・デバイス設置変更
  • カメラなどデバイス機能の制限に加え、アプリの配信などが可能

  • ドコモサービス設定
  • メールアドレス変更・迷惑メール対策などの設定を遠隔から実行

  • セキュリティアラート
  • 管理・運用上の問題があるユーザーを検出した場合などに管理者に通知

以上の他にオプションを付加することも出来ます。

  • 閉域接続オプション
  • ドコモのネットワークに閉じた、セキュアな環境でデバイス管理が可能。

  • iモードアクセス履歴
  • ブラウザの利用状況や、iモードメールの送受信履歴の確認が可能。

料金

 1回線あたり250円で全ての機能が使え、初回31日間は無料。
 オプションは、閉域接続オプションが100円、アクセス履歴は無料。

2.法人携帯セキュリティサービス「au編」

auのセキュリティサービス
auの法人プランには、「KDDI Smart Mobile Safety Manager」というセキュリティサービスがあり、様々なスマートデバイスを利用している管理者におススメです。

このサービスは、スマートフォンからタブレットまで様々なOSや種類のスマートデバイスを管理が可能。
遠隔からのロック・初期化実施による情報漏えい対策、端末の利用を制限するセキュリティ機能、各種設定など、スマートデバイスの利用上必要となる様々な管理機能があります。
情報漏えいなどのセキュリティ対策に最適なサービスになっています。

機能

  • 紛失・盗難発生時の情報漏えい防止
  • 管理者は管理者向けWeb画面を操作することで自席から遠隔でデバイスのロックやデータ削除を実行できます。

  • 一括で設定変更やアプリケーションの配布
  • デバイスまたはグループ単位にWi-Fi設定、お気に入りの配布、アプリケーションのダウンロード指示など、利用開始後のデバイスに対して遠隔から各種設定変更や指示ができます。

  • ウイルス対策
  • 管理サイトから、スキャンポリシーを適用させたり、対策状況監視や脅威検知ログを確認できます。

  • 運用業務を削減しセキュリティを更に強化
  • iOSなら、AppleのDevice Enrollment Programを利用できるため、運用作業の効率化と常時モバイルデバイス管理 (MDM) 下によるセキュリティ強化ができます。

料金

Android、iOS 1台あたり300円、4G LTEケータイ 1台あたり100円

3.法人携帯セキュリティサービス「ソフトバンク編」

ソフトバンクのセキュリティサービス
ソフトバンクの法人プランには、「法人基本パック」というサービスがあり、「社員のケータイを一括管理」「ビジネスのセキュリティをしっかり守る」「私的利用を減らしてコスト削減」といったビジネスに欠かせないサービスをひとつにパックしたものです。

機能

  • 遠隔安心ロック
  • 万一、携帯電話が紛失・盗難にあった際、管理者が会社のパソコンから遠隔で携帯電話の操作ロックやデータ消去を行えるので、携帯電話に保存されている重要な情報の悪用を防止できます。

  • 紛失ケータイ捜索サービス
  • 携帯電話やタブレットを紛失した際などに、ソフトバンクカスタマーサポートにて携帯電話やタブレットのおおよその位置をお調べするサービスです。

  • 共有電話帳
  • 社員や共通の取引先電話帳リストをサーバーに一括登録、電話帳を社員で共有することができます。

  • ウェブアクセス指定
  • 社員の携帯電話から業務上必要なサイトのみにアクセスできるよう、管理者の方が一括で設定できるアクセス指定サービスです。閲覧を許可するサイトのURLは管理者がリストアップするので、業務に有効活用できるサイトを登録できます。

  • 位置ナビ一斉検索
  • 携帯電話の現在位置をGPS測位や簡易測位を利用して検索できるサービスです。
    一度に100人までの所在地を管理者さまのパソコンから一斉に測位し地図上に表示できるので、動向の把握や緊急時の安否確認などに活用できます。

  • 安否確認
  • 安否確認とは、災害時に従業員へ災害用伝言板への登録依頼を行い、登録結果を一括で確認できるサービスです。
    パケット通信を利用するため、音声通話がつながりにくくなる災害時にも便利です。

    以上の他にも、

    • 迷惑メールブロック
    • 留守番電話プラス
    • 割込通話
    • グループ通話
    • アクセス履歴閲覧
    • 一斉メッセージ配信
    • 一定額ストップサービス
    • と、全13サービスの利用が可能になっています。

      4.まとめ

      ここまで、法人携帯のセキュリティ対策サービスのご紹介でしたが、各キャリア共に情報漏えいなどに対するオプションサービスが充実していることはご理解していただけたかと思います。
      冒頭でも説明した通り、端末本体の機能が充実しているよりもセキュリティ対策がしっかりしている事がビジネスには重要な要素だと言えます。通常の基本プランに加えて、それぞれ月額料金も安価に設定されているので、法人携帯の導入の際には必ずご加入していただくことをおススメします。


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